美しく自然な補綴物で、いつまでもおいしくお食事を!
歯を機能させるためにかぶせものをしたり、歯を失ってしまった所をインプラントや入れ歯、ブリッジなどで補ってあげたりする治療を補綴治療といいます。一言で表すと、噛めない所を噛めるようにする治療です。
できる限り患者さんご自身の歯を守って残す治療計画をご提案いたしますが、どうしても歯を残しての治療ができない時や既に歯がない所がある時などには補綴治療をご案内させていただきます。
当院の補綴治療のこだわり
01
長持ちして使えるように設計
安心して長く使えるよう、お口の中全体のバランスを考慮してより良い治療計画を立案します。単に失った所を補うだけでなく、補うものがいかにして長く使えるかを最優先に考えて治療計画をご提案します。
02
ご要望や予算、治療期間などを考慮した様々な治療計画をご提案
失った部分を補う治療の方法は1つではありません。ご要望や予算などに合わせて様々な治療計画をご提案し、ご理解いただけるまで丁寧に説明いたします。
03
できる限り美しく
補う部分とご自身の天然の歯との見た目の違いが判らないような治療を目指し、患者さんが自信をもって笑顔でいられるよう努めています。
04
精度を上げるためのひと手間を惜しまず、ハイクオリティーな補綴物を約束
高いフィット感と再現性の高い色合いを求めて、型取りを行うための下準備や一眼レフカメラでの撮影による色合わせなどのこだわりを持って治療しています。
クラウン(かぶせもの)による治療における工夫
補綴治療(歯を補う治療)の紹介
歯の形を大きく失った場合、根管治療(歯の神経の治療)をした場合
クラウン(かぶせもの)による治療方法について
歯の形を大きく失った場合は即日で治すプラスチックの材料や型を採って作る詰め物では強度や形の複雑さ、予後の安定性などを考慮すると修復できない場合があります。そういった場合はかぶせもの(クラウン)にて歯の形を回復します。また、歯の神経を取ると、歯はもろくなり、むし歯になりやすかったり、割れやすくなったりします。そのため、土台を立ててかぶせものをして守ります。
クラウン(かぶせもの)の種類
オールセラミッククラウン
(ジルコニアクラウン)
審美性(見た目)◎
耐久性◎
清潔さ◎
「銀歯は絶対イヤ!」「美しい口元を保ちたい!」「再治療は許せない!」というかたには・白く美しい・身体に安心・丈夫で長持ち・むし歯になりにくい特徴があるオールセラミッククラウンがおすすめです!!
- 着色や汚れが付きづらく、いつまでも白く天然歯に近い色味の素材です。
- 歯と材料の間に隙間ができない接着剤を使用するため、むし歯による再治療のリスクが大変低いです。
- アレルギーなどの心配がなく、体に優しい素材です。
- 強くて丈夫で割れづらく、よく噛めます。
- 精度の高い「ぴったり」のものが入ります。
費用・治療期間・回数と
リスクについて
- 保険適応外となります。
- 当院での費用は1本11万円(税込)となります。
- 一般的な治療回数は2〜4回、治療期間は1本につき1〜2週間ほどになります。
- 一般的なリスクとしては、金属製のクラウンよりも歯を削る量が若干多いこと、丈夫で割れにくい素材ですが、極端に強い力が加わった場合は割れることもあります。
- 万が一の破損等に関しては、定期的なメインテナンスにご来院頂いているかたに限り、当院では5年間の完全保証を設けております。破損等の不具合があった際は無償で再製致します。
CAD/CAM冠
審美性(見た目)〇→△
耐久性△
清潔さ△
- 強化プラスチックを削りだしたものです。
- 色のバリエーションが少なく、やや単調な仕上がりです。
- アレルギーの心配はありませんが、着色や汚れのつきやすい素材です。
- 強度が弱く、削れたり割れたりすることがあります。
- 奥歯以外で保険適応できます。
メタルクラウン
審美性(見た目)×
耐久性〇
清潔さ△
- 色は銀色で目立ちます。
- 歯と詰め物との間の隙間が再びむし歯になりやすいです。
- 金属アレルギーを引き起こすことがあります。
- 丈夫で割れにくいです。
- 前歯以外に保険適応できます。
レジン前装冠
審美性(見た目)△
耐久性△
清潔さ△
- メタルクラウンに表側(唇側)だけプラスチックの材料を盛りつけたものです。
- メタルクラウンとCAD/CAM冠の両方の性質を持ち合わせています。
- 前歯に保険適応できます。
歯を失ってしまった・歯を残せない状態になってしまった場合
インプラントによる治療方法について
ご自身の歯のような見た目・嚙み心地で、周りの歯にも優しい「第二の永久歯」
欠損部(歯を失ってしまった部分)の顎の骨に小さなネジを埋め込みます。その上に人工の歯を取り付けて、天然の歯と同じような見た目、嚙み心地を回復します。
インプラントによって噛む力を支えるところが増え、残存歯(残っているご自身の歯)を保護することにもつながります。
外科処置が必要になり、他の治療法と比べて治療期間が長くかかることがありますが、治療を終えた後の快適さは随一です!
また、残存歯(残っているご自身の歯)の保護につながる唯一の方法です。
インプラント
審美性(見た目)◎
噛み心地◎
清潔さ(お手入れ)◎
残存歯への優しさ◎
装着感◎
治療の流れ
- 歯肉を切開して、顎の骨にインプラントを埋め込む穴を作り、インプラントを埋入します。
- 2〜3ヶ月間、インプラントが骨に結合するまで待ちます。
- インプラントと骨の結合を確認後、インプラントにアバットメントという土台を装着します。アバットメントとは、インプラントとかぶせものをつなぐ部品です。
- かぶせものの型取りをします。
- アバットメントにかぶせものを装着します。
費用・治療期間・回数と
リスクについて
- 保険適応外となります。
- 当院での費用はインプラント埋入1本(オールセラミックのかぶせもの代含めて)38万5000円(税込)にて行っています。
- 一般的な治療回数は5〜8回、治療期間3〜8ヶ月ほどになります。(部位・症例によって期間や回数は異なります)
- 術後、麻酔が切れた後に一時的に腫れや痛み、皮膚の変色などを生じることがあります。
- ごく希に、血管や神経の損傷、上顎洞炎を引き起こす場合がありますが、万が一の際は術後のチェックで早期に適切に対応致します。
- ごくまれに、インプラントと骨が結合しない場合があります。
- 歯ブラシなどによる清掃が不十分な場合、インプラントの周りの歯肉に炎症が起きることがあります。術後は定期的なメンテナンスが必要です。
- 万が一の破損・脱落等に関しては、定期的なメインテナンスにご来院頂いているかたに限り、当院では10年間の完全保証を設けております。破損等の不具合があった際は無償で再製致します。(ただし、2022年以前に行ったインプラントの上部構造の破損においては保証できかねます。)
ブリッジによる治療方法について
欠損部(歯を失ってしまった部分)の両隣の歯を柱として失った部分に人工の歯の橋を架けます。補った部分にかかる噛む力は柱となる歯が請け負うため、残存歯の負担は増えてしまいます。また、欠損(歯を失った場所)の両隣や場合によってはさらに隣までご自身の歯をぐるっと一周削らなければいけない治療法になります。欠損(歯を失った場所)の後ろに歯がない場合や欠損(歯を失った場所)の範囲が広すぎる場合には原則適応できません。
ブリッジの種類
オールセラミックブリッジ
(ジルコニアブリッジ)
審美性(見た目)◎
噛み心地〇
清潔さ(お手入れ)◎
残存歯への優しさ△
装着感◎
- ご自身の歯のような見た目・嚙み心地で汚れやプラーク(歯垢)もつきにくいです。
- 審美性(見た目)や噛み心地、清潔さはとても良く申し分ありません。
費用・治療期間・回数と
リスクについて
- 保険適応外となります。
- 当院での費用は欠損箇所(歯を失ってしまった場所)や本数によって異なりますが、歯が1本欠損した症例では33万円(税込)となります。
- 一般的な治療回数は2〜4回、治療期間は1本につき3〜5週間ほどになります。
- 一般的なリスクとしては、金属製のクラウンよりも歯を削る量が若干多いこと、丈夫で割れにくい素材ですが、極端に強い力が加わった場合は割れることもあります。
- 万が一の破損等に関しては、定期的なメインテナンスにご来院頂いているかたに限り、当院では5年間の完全保証を設けております。破損等の不具合があった際は無償で再製致します
保険治療のブリッジ
審美性(見た目)△~×
噛み心地〇
清潔さ(お手入れ)◎
残存歯への優しさ△
装着感〇
- オールセラミックと比べると、審美性(見た目)や清潔さ(お手入れのしやすさ)が劣ります。
- 補った部分にかかる噛む力を柱となる歯が請け負うことに加え、歯周病やむし歯が起こるリスクも高まるため、残存歯には優しくありません。
- ブリッジはフロスが入らないため、こまめに歯間ブラシを使用して管理していく必要があります。
ヒューマンブリッジ
審美性(見た目)〇
噛み心地〇
清潔さ(お手入れ)◎
残存歯への優しさ〇
装着感〇
- 従来のブリッジとは異なって、3つのピースに分けて製作することで、ご自身の歯を削る量を最小限に抑える治療法です。
- とくに、欠損部(歯を失ってしまった部分)の両隣の歯が健康でむし歯などがない場合には不用意に削らなくて済むのでお勧めです。
- 治療にかかる時間や負担も少なく、噛み心地や清潔さ、残存歯への優しさはインプラントに次いで良いです。審美性(見た目)に関しては、ケースによって金色の金属の部分が見えてしまうことがありますが、保険治療のブリッジや入れ歯などと比較すると自然で目立ちにくい仕上がりです。
費用・治療期間・回数と
リスクについて
- 保険適応外となります。
- 当院での費用は欠損箇所(歯を失ってしまった場所)や本数によって異なりますが、歯が1本欠損した症例では27万5000円(税込)となります。
- 一般的な治療回数は2〜4回、治療期間は1本につき2〜3週間ほどになります。
- 一般的なリスクとしては、丈夫で割れにくい素材ですが、極端に強い力が加わった場合は割れることもあります。
- ケースによって金色の金属部分が見えてしまうことがあります。
- 万が一の破損等に関しては、定期的なメインテナンスにご来院頂いているかたに限り、当院では5年間の完全保証を設けております。破損等の不具合があった際は無償で再製致します。
部分入れ歯による治療方法について
歯の代わりとなる人工歯、歯茎を覆う床、これらを残っている歯に固定・支持するクラスプとレスト(金属やプラスチックのバネ)から構成されていて、ご自身での着脱が必要になります。
クラスプとレスト(金属やプラスチックのバネ)がかかる部分は歯を削らないといけない場合がありますが、ブリッジと比べて削る量が最小限で済みます。
一方で、ブリッジと比べて安定性が悪いため、噛み心地は劣ります。クラスプ(金属やプラスチックのバネ)の周りは汚れやプラーク(歯垢)がつきやすいです。毎日入れ歯を外した状態でご自身の歯と入れ歯をそれぞれ磨いてお手入れする必要があります。
補った部分にかかる噛む力は、クラスプとレスト(金属やプラスチックのバネ)がかかる歯や歯ぐきが請け負うため、残存歯の負担は増えてしまいます。
部分入れ歯の種類
保険治療の部分入れ歯
審美性(見た目)×
噛み心地△
清潔さ(お手入れ)△
残存歯への優しさ×
装着感△
- 金属のクラスプ(バネ)が見えてしまい、審美性(見た目)は悪いです。
ノンメタルクラスプデンチャー
審美性(見た目)〇
噛み心地△
清潔さ(お手入れ)△
残存歯への優しさ×
装着感〇
- 歯ぐきと同じ色合いのプラスチックのクラスプ(バネ)で審美性(見た目)が良く、フィット感も高い入れ歯です。
- 残存歯や歯ぐきへの負担やお手入れに関しては、保険治療の入れ歯とあまり変わりません。
- レスト(沈み込みを抑えるための支え)だけは金属を用いることがあります。
費用・治療期間・回数と
リスクについて
- 保険適応外となります。
- 当院での費用は欠損箇所(歯を失ってしまった場所)や本数によって異なりますが、11万円〜33万円(税込)となります。
- 一般的な治療回数は3〜5回、治療期間は1〜2ヶ月ほどになります。
- 一般的なリスクとしては、残存歯や歯ぐきに負担がかかること、丈夫で割れにくい素材ですが、極端に強い力が加わった場合は割れることもあります。
- 万が一の破損等に関しては、定期的なメインテナンスにご来院頂いているかたに限り、当院では3年間の完全保証を設けております。破損等の不具合があった際は無償で再製致します。
総入れ歯による治療方法について
歯の代わりとなる人工歯、歯茎を覆う床から構成されていて、粘膜の吸着力やお口周りの筋肉のバランスを利用して口腔内に維持します。固定源がないため、安定性には限界があります。
総入れ歯の種類
保険治療の総入れ歯
審美性(見た目)〇
噛み心地×
清潔さ〇
装着感×
- 歯茎を覆う床の部分に厚みがあり、舌の違和感が強いです。
- 食べ物の温度を感じづらく、装着感やフィット感も金属床と比較して劣ります。
金属床の入れ歯
審美性(見た目)〇
噛み心地△
清潔さ〇
装着感〇
- 見えづらい部分の歯ぐきを覆う床に金属を用いることで、床を薄くし、舌の違和感を軽減します。
- 食べ物の温度を感じやすく、装着感やフィット感も保険治療の総入れ歯より良いです。
- ※写真は金属床(右側)と通常の入れ歯(左側)の裏打ちの厚みの差を表したものです。
費用・治療期間・回数と
リスクについて
- 保険適応外となります。
- 当院での費用は27万5000円(税込)で行っています。
- 一般的な治療回数は3〜6回、治療期間は1〜2ヶ月ほどになります。
- 一般的なリスクとしては、破損した場合は修理に時間がかかることがあります。金属の種類によってアレルギーが出る場合があります。
- 万が一の破損等に関しては、定期的なメインテナンスにご来院頂いているかたに限り、当院では3年間の完全保証を設けております。破損等の不具合があった際は無償で再製致します。
※保証の詳しい内容については当院にて直接お問い合わせください。