千葉県柏市の歯医者 柏駅徒歩8分

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歯周病治療

歯を失う原因の第一位は歯周病です。

歯周病とは、歯垢(プラーク)や歯石の中に含まれる細菌によって引き起こされる感染症です。
歯と歯茎の間から細菌が入り込み、歯と歯茎とを繋いでいる歯根膜を壊したり、歯を支えている骨を溶かしたりします。
知らず知らずのうちに進行してしまい、気がつくと歯を支えるための組織がなくなって歯がグラグラになってしまう恐ろしい病気です。
日本人が歯を失う原因の第一位で、むし歯よりも多くの割合を占めています。

左側は健康な状態、右側は歯周病
の状態を表しています。

進行していることに気づきにくい歯周病

歯周病は、サイレントディジーズ(沈黙の病気)とも言われ、初期の段階では痛みや歯の揺れなどの自覚症状がほとんどないことが特徴です。そのため、20代や30代などの若いうちから徐々に進行していてもご本人は気がつきにくく、気がついた時には歯が抜け落ちてしまう程に進行してしまっているということがあります。
歯周病の進行は、まず原因菌がお口の中に定着し、歯茎が赤く炎症を起こすところ(歯肉炎)から始まります。この炎症を放っておくと、歯の周りの骨や歯茎(歯周組織)が破壊されていきます。
そのため、手遅れとならないようできるだけ早いうちから歯科医院にお越しいただき、お口の中を管理していきましょう。

歯周病セルフチェック

該当する項目が多いほど、歯周病である危険性が高いです。1つでも該当される場合はぜひ一度ご来院されることをお勧めします。

全身疾患との関係

歯周病への罹患は全身疾患とも密接に関係しており、健康寿命にも大きく影響します。

歯周病になることで、引き起こすリスクの高まる疾患が現在報告されている疾患だけでこれだけたくさんあります。歯周病を予防することでいつまでも健康な体を手に入れましょう!

歯周内科療法

歯周病は細菌や真菌による感染症です。そのため、細菌や真菌に対して効果を発揮する抗菌薬と抗真菌薬を飲みながら、薬の効果が聞いている間にいっきにお口の中の歯石を取り除いて徹底的にお掃除することで、お口の中の環境を変えて歯周病の状態を改善する治療法があります。
歯の揺れや歯茎の腫れや出血を抑える効果があります。
ご自宅での歯磨きや服薬などの患者さんご自身の協力が必要ですが、通常の定期的なクリーニングだけではなかなか歯茎の状態がよくならない患者さんなどにも効果があります。

治療をおすすめしたいかた

  • 急速に歯周病が進行しているかた
  • 保険治療では時間がかかるため 一刻も早く歯周病を止めたいかた
  • 手術などの痛い治療はしたくないかた

メリットと期待できる効果

  • 通院回数が少ない
  • メスを使う手術が避けられる
  • 90%以上が効果を期待できる
  • 口臭がなくなる
  • 出血がなくなる
  • 歯肉が引き締まり歯の動揺が落ち着く
  • 口腔内のネバネバ感が消える

治療の効果が出にくい方

  • 電子タバコを含む喫煙者
  • 血液中の白血球が少ないかた
  • 血液の病気があるかた
  • 免疫力があまりないかた
  • むし歯や詰め物、 かぶせものの不良が多いかた

治療の流れ

  • 【1日目】
    お口の中の検査と歯磨き指導(汚れの染め出しあり)
    歯周内科療法で使うお薬と歯ブラシのお渡し
  • 【〜10日目】
    お口の中をいっきに徹底的に歯石除去・クリーニング
  • 【②から2週間後】
    歯磨き指導の効果チェック(再度汚れの染め出しあり)
    クリーニング
  • 【②から1.5ヶ月後】
    クリーニング(場合によっては再度汚れの染め出しと歯磨き指導)
  • 【②から3ヶ月後】
    最終チェック

歯周内科療法の費用・治療期間・回数について

  • 歯周内科療法は保険診療外の治療となります
  • 治療費は22,000円(税込)になります。レントゲン写真、歯科衛生士実地指導、口腔内写真、浸麻下による歯石取り、基本検査、歯ブラシ、お薬代 (ジスロマック内服薬・ファンギゾンシロップ)が含まれます。
  • 治療期間は約3ヶ月で、その間、通院回数は5回程度になります。

一般的なリスクについて

  • 症状の改善に、歯周内科療法のみでなく、歯周外科治療の併用を要する場合があります。
  • 薬の副作用として、以下の症状が出る場合があります。
    [ジスロマック]
    悪心・嘔吐・下痢・腹痛・腹部の不快感や膨満感(張り)
    [ファンギゾンシロップ]
    発熱 ・ 発疹 やそう痒 ・悪心 ・嘔吐 ・食欲不振 ・腹痛 ・下痢・ 口内炎・ 腹部膨満感 ・胃痛
  • 下記は極めて稀ですが、万が一の際は早期に対応致します。
    中毒性表皮壊死融解症 、 Toxic Epidermal Necrolysis(TEN) 、 皮膚粘膜眼症候群 、 Stevens−Johnson症候群