お口の中に、いつもと違う色の場所や腫れている場所はありませんか?
お口の中にもがんが発生する場合があります。調べてみませんか?
口腔ガン検診は、口腔ガンの早期や異形成段階(ガンになる前の状態)を早期発見し治療するために、お口の中をチェックします。
チェックはお口の中を視診・触診、口腔内蛍光観察装置(ベルスコープ)で行います。
- 視診
お口の中を異常がないか目で確認します。 - 触診
ゴム手袋を付けた指で触り、シコリや盛り上がりがないか調べます。 - 口腔内蛍光観察装置(ベルスコープ)
お口の中に青色光を当てて、異常がないか観察し写真撮影します。
口腔内蛍光観察装置(ベルスコープ)
これらで気になる場所が異形成(ガン化)していないか調べて結果を出します。疑いがある場合は口腔がん治療の設備の整った大学病院にご紹介いたします。
口内炎・お口の中のできものについて
なかなか治らない場合は早めに受診しましょう!
お口の中の粘膜や歯茎にできるできものは、一般的に口内炎であることがほとんどです。しかし、痛みもなくだんだん大きくなり、なかなか治らない場合は、良性腫瘍やがんの可能性も考えられます。2週間以上治らず、どんどんひどくなるようであれば早めに歯科医院までご相談ください。
口内炎
入れ歯の留め具や、歯の被せ物・詰め物が尖っていて口腔内の粘膜に傷ができてしまったり、慢性的な刺激があったりすると潰瘍(かいよう)になることがあります。
平たい灰白色や黄色の膜で覆われていることが一般的で、痛みには個人差があります。
歯科医院で入れ歯を調整したり、尖った被せ物・詰め物を丸めたりすることで、1〜2週間ほどで治ります。
口腔がん
口の中にできる悪性の腫瘍を口腔がんといいます。
胃がんや肺がんなどと違って、目で直接見ることが可能です。
しかし、見た目が他の潰瘍や口内炎とよく似ていることと、その他の潰瘍と比べても痛みが少ないため、口腔がんということに気づかない場合もあります。
2週間以上治らない口内炎がある場合は口腔がんの疑いも出てきますので、早めに診察を受けるようにしましょう。