むし歯が大きく進行してしまうと、むし歯を削って詰めるだけでは治らず、歯の中の神経を取ってあげる治療が必要になります。この神経があるお部屋のことを根管といい、根管の中をきれいさっぱり空っぽにして消毒して清潔な歯科材料を詰めていきます。
治療に回数がかかりますが、丁寧にきちんと行えば、再治療のリスクをグッと抑え、歯そのものを抜かずに済み、長く残してあげることが可能です。一見地味なのですが、かぶせもの治療の土台となるとてもとても大事な治療です!
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根管治療の進め方
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当院が根管治療で徹底していること
01
感染源を取り残さない!
根管治療はむし歯が進行してしまったことが原因で必要となることが多いです。そのため、根管治療に入る前に徹底的にむし歯を取り切り、歯がなくなってしまったところは応急的に壁を作ってから根管治療に入ります。
02
歯の外部からの感染を起こさない!
ほぼすべてのケースで「ラバーダム」と言われるゴムのマスクを用いて治療を行います。
治療中に唾液中の細菌が歯の外部から侵入して感染を起こすと治療の経過が悪くなってしまいますが、「ラバーダム」を用いないと、いつどのタイミングで唾液が侵入してもおかしくありません。根管治療の成功を導くうえで最も重要となってくるのが、治療中の歯の外部からの感染を防ぐことなのです。
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03
根管の形をよく把握した上での治療を!
歯の種類やその歯によって、根管の数が複数あったり1つだったり、複数が合流していたり、また形も色々で非常に複雑なのです。必要に応じてCT(3次元のレントゲン)を撮り、安心・安全に的確に治療を進めていきます。
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04
最も効果的な化学洗浄を!
有機質溶解剤である次亜塩素酸水と無機質溶解剤であるEDTAという薬剤を交互に使用することが最も殺菌・消毒効果を高めると言われています。当院でも、殺菌・消毒効果が最も高くなるようエビデンスに基づいて治療を行っています。
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05
症状と照らし合わせながら治療を進行!
根管治療は、目に見えない部分も含めた治療になるため、噛んだ時や歯ブラシを当てた時の症状やにおいの有無なども治療の進行具合の尺度として貴重な情報になります。治療を終えた時にちゃんと症状がない状態になることを最優先に、症状が残っている場合は最後まで原因を突き詰めます。
06
最後に詰めるお薬は適切な材料を的確に!
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根管治療の成功を導くうえで2番目に重要となってくるのが、きれいな根管内をしっかりと密閉することです。そのため、状況に合わせて様々なテクニックと材料を使い分けています。